Wなんとか、優勝したらしい。
そういえばゆうべ、家人がわぁわぁ言っていたけど、
そのことだったのか・・・
ぜんぜん気付かなかった。
夢中になって別のことしてた。
請負仕事ではなく自分発注の創作物。
自分で此花あかりさんに発注して
オーナー(私)が納得するまでとことん試行錯誤するので
なかなか手が止まらない。
案の定、夜中の3時くらいまでかかってた。
マイ・ワールドに没頭している間に
イチローが打ったりしていた。
世間とは隔絶されている感じがするが、
「ここぞ」というときに打つイチローはほんとに
プロの鏡だなぁ~~!と思う。
漫画家も、毎回、毎試合(毎案件)
9回裏(締切)が来る前に「ベスト」を
生み出すことができればプロなのだ。
絵を描いていてベストショットがばしっと決まることもあれば
数時間苦しむこともある。
ネームがなかなか進まない場合もある。
締切が来てるのに「苦しんでる」ままだと、
納得いかない制作物を世に送り出すことになる。
でも、締切が来てるから「このへんでOK」という
「割り切り」が生まれるとも言える。
実は納得ポイントなんて追及しだしたら、キリがないのだ・・・
どっかで止めて、世に送り出して評価を得なければ
破れない壁もある。
自分の頭の中のイメージに、
現時点での技術が追い付いていないってことを
わからないまま進めてる場合もあるのだから。
イメージと現実の「格差」を埋めていくために、
努力を積み重ねていくのが「訓練」「練習」だ。
ポン、と打ってるヒットにも、さっと描いてる一本の線にも、
誰も見てない、自分の納得ポイントに
近づこうとしている孤独な時間が隠れてる。
生まれつきの才能という分野では、もう前世からの
長い長い長い研鑽が隠れてると思ってる。
急に努力したって追いつきやしないが、千里の道も一歩から。
千年後にイチローになれるかも、と思ってがんばるか。