現場は「日々労働」って感じだ。
えんぴつで描いてペンでなぞり消しゴムで消して。
(羽ぼうきは消しカスをはらうのに使う。
何本か持っていたがこれは初代で、20年以上使ってると思う・・・)
*
全国のスーパーマーケットが安売り商戦に走ってるというので
近所のジャスコを観察していたのだが、
あんまりよくわからない。
シャケフレーク2瓶で298円とかあったが、
以前からだろーか。
それは安いなぁ、お得だなぁ、買おうかなぁ、と思ったが
シャケフレークは日常的にお弁当でも作らない限り
腐らせてしまうという経験則があるので
(けっこう足が早いし、塩辛いから途中で飽きてしまうんだが)
まとめ買いは無駄だと判断。
ファイナンシャルプランナーの荻原さんがTVで
「安さにつられて買い過ぎてはいけませんよ~」と
言っていたのはこういうことか。
ユニクロをはじめ衣料品業界もすごいことになっているが、
安さの陰で製造現場のコストがどうなってんのかってほうが気になる。
知人でエジプトやタイの古銀を使ったアクセサリーを作って
ギャラリーに委託したりデパートの催事で直販している
Sさんという女性がいるのですが、
彼女の作品は先日、銀座のデパートの催事で
めっちゃめちゃ売れました。
Sさんの作品はわりと高価で趣味性の高いものでして、
もともと瀟洒な場所で売れていたんですが、
時勢が時勢だけに、
びっくり度が高かったです。
すごいですね、銀座にはまだほんものの
お金持ちが集まってるんでしょうか、って言ったら
「今回はがんばってDMをたくさん出したからよ~」とご本人。
そうか。銀座だからじゃないんだ。
Sさんの作品には根強い「ファン」がいたのです!
リピーターになってくれている人たちがいるんですね。
そしてものづくりに対して誠実なお人柄が呼んだ福でもあると思いました。
Sさんは催事の横でどんなにベタな安売り商戦が行われていても、
自分の作品をダンピングすることはありませんでした。
迷いながらも、流行りものに流されることもなかった。
「生活必需品ではない、趣味のもの」が売れるのは
こういう作り手の思いが神様のはからいを通じて
ダイレクトに伝わるときだと思います。
ってこれは、
作り手がお客様に直接販売する機会を得ている場合に
はたらくロジック(マジック?)ですけれど。
創作の力だけでなく「人間力」のある方が。
(作品だけでなく「Sさんに会いたい」って方が来るから
直販に威力があるのです)