先日大掃除で処分するのをためらった
(しかしもうすでに関心を失っている)
ドラム缶炭焼き本。
「欲しい」という人がいた!
「2年前からやりたいと思ってたの! 取っといて!」だって。
ごく身近にこんなディープな志向の人がいたことに驚いた。
お役に立ててよかったです。
部屋の大掃除をしている様子をブログに書いてたら
「昔のカセットテープなんか、欲しかったなぁ」とか
言われてたんだけど、
なるほど。ブログに書いておけば
見たい人が見て
欲しかったら連絡してくるのだな。
これからはそうします。
ノアの方舟に乗ったものシリーズ。
『はいからさんが通る』の文庫本。
はいからさんはリアルタイムでコミックスを買い、
長~~~~いこと持っていましたが、
たしか漫画を描くために東京に来た時のタイミングで捨てたと思う。
でもまた読みたくなって、5年くらい前、文庫で揃えたのだ。
私はしょっちゅう身辺整理をしていて、
一度捨てたものは忘れ、振り返ることはまぁないのだが、
後悔しているものも実はある。
漫画。
漫画だけは捨てると後悔することがある。
いま豪華本が出て買いなおそうと思っているのは、
『蒼天航路』。
あと、浦沢先生の『MONSTER』。
このふたつは5年前にコロンビアに行く前に
半ばヤケクソ気味に整理してしまい、
以降ずーーーっと後悔している。
あと、人に貸して返ってこなかった『自虐の唄』(業田良家)。
・・・これはある人に貸して返ってこず、
しょうがないから買いなおし、別の人に貸したら
その人も返してくれなかった、といういわくつきの作品。
しかもそれが誰だったか、定かでない。
ただ『自虐の唄』がなくなってる・・・という悲しい思いだけが残ってる。
もうなくなったら困るほどの漫画は貸さない、と決めた出来事であった。
(人にお金を貸すときはあげたものと思え、という教えにも通じる)
まあ、人に貸して戻ってこないのは自分の「うっかり」だし、
捨てちゃって後悔するのも明らかな「選択ミス」である。
ミスなのだからやり直すことが可能である。
『蒼天航路』も『MONSTER』も『自虐の唄』も買いなおせば
この浮かばれない思いは成仏するだろう。
夕べ夢の中で、私のご先祖さま?が出てきて、
あることを相談したら、
「そうね。その1点だけ、気にしてるのよね」と言われた。
べつに漫画をなくしたことを相談したわけではない。(いくらなんでも先祖に相談するほど重要ではない)
そのこと以外、青い空に一点も曇りなく「ベストチョイス」を繰り返してきた。
人生でたったひとつの後悔を、私は「買いなおしに」いくことができるだろうか。
あきらめられないことは、何かの拍子に自分を見失い、
本心を裏切って決めたこと。