私は「犬の物語」によわい。
ハリウッド版のHACHIは予告ムービーだけで
泣いてしまっていた。
『犬の10戒』なんかも
見るだけで幾度も泣いてしまう。
なので映画なんか観た日にゃあ、滂沱、滂沱なのであります。
クライマックスは奥さんとの再会あたりだと思うのだけど、
前半からもうとばし泣きしてしまった。
感情の早漏・・・って
そんな表現はどうかって感じだが、
とにかくヤマが来る前から漏らしてしまったのです。
そして上映の間、ずーーーっと涙流れっぱなし。
(もはやコントロール不能。
感情が極まらなくてもずーーーーっと涙が止まらなかった)
漏らしっぱなしで、映画が終わるころには
頭がズキズキ痛んで気分悪くなっちゃった。
泣きすぎて「おえっ」って・・・・
泣くのが浄化なのだとしたら、どんだけ私、汚れてたんでしょうか。
ここんとこ芸能界に巣食う巨悪の影とか、
複雑でいや~な出来事がメディアを通して
日常に入り込んでいたから
シンプルな愛の物語が洗い流してくれたのかもしれない。
「シンプルだからいいのよね」
「そうよね」
夏休みでお子さん連れも多くいらしていましたが、
レディースデーだったので女性同士も多く、
映画が終わったあと、
そんな感想を言い合ってる人たちが多かったです。
リチャード・ギアの「ハチィ~」がCMであまりにも流れすぎて
笑ってしまう、っていう人もいましたが。
(たしかにな。ダンディハウスと一緒に浮かんでしまう)
だけどギア氏の演技からは
この物語をほんとにリスペクトしてるのが伝わってきます。
犬とのふれあいのシーンは素晴らしかったですよ。
観てソンするタイプの映画じゃないです。ぜったい。