震災前と後で変わったこと

ブログの更新をすっかりご無沙汰していました。

福島県産、と書いてあったアストロメリア。
あの地震の1週間後、放射能の報道が激化する前です。
報道がさかんになってから、花屋に福島県産の文字は消えました。

 

3月11日、私は自宅で仕事中で、1階のせいか
とくにものも落ちたりせず、
ニュースを見るまでこれほどの災害だとわかりませんでした。 

理解してからしばらく地に足がついてないような感じが続いて、
グランディングしてからも、
何度か目覚めるたびに「ああ、今日は前とちがう朝なんだ・・・」と思う。

 

亡くなった方のご冥福をお祈りいたします。

そして被災地でいまも苦しい思いを強いられている方、
平気な顔をしてるけど、ほんとは心が傷だらけの方、
泣けない方、泣いてばかりの方、

東京にいて、「変わったこと」にまだ呆然としている方、

私も、

うん。
がんばろう。 

しかし、具体的に何が変わったかというと・・・
節電に慣れたくらいですか。
自宅はたいしたことないですが、お店が暗いことに。

お友達と話すことも、ある意味変わらないのです。
「話題」が変わっただけで、物事に対する「まなざし」は変わらない。
以前より、ストレートに、強く表現するようになったくらいでしょうか。 

 

でもいまはえらい仕事が重なって、外出もままならない状態です。
桜もちゃんと見れるかどうか？？ 
これは震災と関係ない、ただの非常事態。

依頼主様たちは電力の不安定さを配慮してくださってるけど、 
「ちゃんと納品してくれるかどうか」がビジネスのつながりといふもの。

はい、描きます。
ニュース見ないで描いています。 
（いざというときの移動場所も考えつつ） 

 

Facebookのほうでは、地下活動が進行中です。
私の、いえ、漫画家の私だけでなく、チームでできること。
孤独な環境で描きながらも、
そうやって事態と真正面から関わることで、
安心を得ているのかもしれません。

なんでもそうですが、真正面から関わるの大事。 

 

あ、震災前と変わったことといえば、
余計なことをしなくなったかなー。
時間をとても大事に思う。