智恵子は東京に空がないといふ
ほんとの空が見たいといふ
高村光太郎の智恵子抄にある「空」はこの福島の空のこと。
18切符で鈍行でのったらのったら車窓を見ていたものだから、
「空」の感じが変わったときがわかった。福島は空が広い。
空と、水と、空気が自慢だった福島。
水と空気は・・・になっちゃったけど、空はきれいです。
お昼がまだだったので、JAのレストランに寄って
地元の野菜をたっぷり食べました。
なんてこと!って言う人もいるかも・・・・・・でも私たちは、
食べたかったから食べました。
産地でとれたての野菜は美味しいに決まってるもの。
そこには何か思想も、「安全をアッピール!」・・・という気持ちも、何もありませぬ。
(食い意地だけ)
ただ、街を見てまわる。ぐるぐると。
活気はない。
(TVで人がいなくなった福島駅・・・と報道しているそうですが、地元の人に言わせると
前からそんなにたくさん人は歩いていないそうな)
帰ってから、福島の友達に「駅前とか、サービス精神がないねぇ?」と言っておいた。
地元の人たちに葛藤があるのはわかってる。
でも、もうちょっと旅人を歓迎するムードがあると嬉しかったな。。。
うんそう。私はここまで来た気持ちを受け容れられたいのだな。
勝手ながら。
次はもうすこし長く滞在して、地元の人と交わってみましょうか。
そしてまた電車に乗って次は仙台へ。
仙台はツイ友さんの地元です。
(地元を離れて暮らしているので、客観的な解説が上手です)
車中、
「長崎から仙台で暮らした旦那に言わせると、
東北の人の話し方にはボケとツッコミがなく、
東京に行くとツッコミが発生し、
関西に行くとボケとツッコミが出てきて、
九州になると、ボケしかない」
・・・・という話が出てきて、面白いのでTwitterでつぶやいたら
東北の人たちから「そういえばそうかも」と反応がありました。
どうってことない考察に思えるけど、いやいや、
コミュニケーションにおいて
重要な要素じゃないですか?!
私は関西人ですが、もしかして「ツッコミ」は東北の方々にとって
攻撃的に感じるかも・・・と。
先に聞いておいてよかった。
関西人のツッコミは「ここ、突っ込んどかなあかんやろ!」というくらい
「マナー」と化しているのですが、郷に入ったら郷に従えです。
地元の人と話す時はちょぴっと気をつけようと思いました。
仙台の駅ナカ、どん。
6-7日にある七夕祭りの準備です。
6-7日が祭りで、5日が前夜祭の花火。
この日は4日だったので、
町が祭りの準備をしているところを見ながらぶらぶら。
祭りムードもあり、たいへん盛り上がっていました。
私は今回初めて北関東以北に行ったんですが、
仙台はほんとにきれいな街でびっくり。
商店街など、歩いても歩いてもフェイドアウトしない。
(多くは奥に行くほどさびれているものですが)
街全体が人を歓迎してる。
仙台駅付近は津波が襲ったわけではなく復興も早かったから、
被災の跡も見られません。
だから・・・というわけでもなく、
元から来てもらうための街づくりをしているんだと思いました。
仙台は、ドラッグストアが非常に多く、
人々はコンビニよりも利用している。
ドリンクやスナック類が異様に安い。
(ツイ友さんによる「仙台あるある」)
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